枇榔島(びろうじま)・カンムリウミスズメ
作成日:2017年12月08日釣りのメッカとして知られる「批榔島(びろうじま)」は、最も近い陸地まで3kmの距離があり、火山活動によってできた島は、柱状節理の切り立った断崖絶壁が特徴的。明治時代に書かれた「日向地誌」によると、かつて枇榔樹(びろうじゅ)が多く茂っていたので枇榔島という名になった。批榔島を最大の繁殖地とするカンムリウミスズメは、昭和50年6月26日に国の天然記念物に指定され、平成17年10月1日に町の鳥に制定された。首から頭にかけては黒く、頭のてっぺんは円形に白く、その上を覆うように額から黒い羽がある。これが冠のように見えるので、カンムリウミスズメと呼ばれる。毎年3~4月頃、産卵のために枇榔島に集まってくる。