「小松石塔群」が県指定文化財となりました
公開日:2024年02月28日
小松地区所有の史跡「小松石塔群」が県指定文化財となりました
県指定史跡となった「小松石塔群」
令和6年2月22日に小松地区所有の史跡「小松石塔群」が県指定文化財となりました。
小松石塔群」は、門川町小松地区に所在する中世に成立した日蓮宗定善寺末寺の小松寺に係る石塔群です。「小松石塔群」には宮崎県下最大の五輪塔や室町時代の板碑など五輪塔528件、板碑20件が確認されています。石塔群の構成は五輪塔と板碑の塔形に限定され、「妙法蓮華経」や髭題目の銘文をもつ板碑など、日蓮宗の影響下にあった室町期以降の石塔群の特徴がみられ、確認できる紀年銘では、応永2(1395)年銘が最も古く、天文2(1533)年銘が最も新しいものです。
また、「小松石塔群」では、中世石塔群に特徴的な川原石による敷石や、「穴ほげ石」とよばれる信仰形態を示す遺物の散在が見られるなど、中世石塔群の形態を良好に残しています。
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