門川町

おみくらさん・岬権現(みさきごんげん)

作成日:2017年12月08日

遠見半島南西の「亀の首」とよばれる岬の突端に海蝕洞(かいしょくどう)がある。かつて不作に苦しむ村人の為に、上人が五穀豊穣と海上の安全を祈祷し、そこに祠を建て虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)を祭った。これを「おみくらさん」と呼ぶ。「岬権現(みさきごんげん)」は遠見山直下の海面の近くの洞の社(やしろ)に祭ってある。豊漁祈願に海上・陸上から訪れる。その昔、釣りをしていた庵川の孫右衛門(まごえもん)という人が、流れて来た木箱を開けてみると金無垢(きんむく)の仏像が出てきた。喜んで持ち帰ったが、夢の中に仏が出てきて「我は彼の地の洞を我が宇(居場所)とさだめしものなり」と孫右衛門を諭し、孫右衛門はそのことを村人に話し、洞に社を祭ったという。

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